Fenton

      


フェントンの歴史について

フランクL.フェントンとジョンW.フェントンの兄弟が1905年に創業し、1907年1月2日にウエストバージニア州で最初の製品が作られました。
フランクは常に新しい色彩に挑戦し続け、フェントン社を有名にしていきました。1905年から1920年代にかけてはティファニーなどがデザインを手がけ、1907年末には「虹彩」ガラスを発表しました。これは、カーニバルガラスと呼ばれる美しい光沢のあるガラスに取り入れられ、人気の高い商品となっているようです。
1930年代から1940年代は第二次世界大戦下の影響を受け、食器などの実用的な製品を製造していましたが、1986年にジョージW.フェントンが三代目社長に就任し、フェントン一族10名と500名の職人により、世界中のコレクターを魅了する作品を作り続けています。
フェントンの工場見学はとても人気があり、 全米各地からフェントンファンが大型バスをチャーターして毎日のようにやってくるそうです。その見学内容と観客動員数はUSA Today紙で全米工場見学トップ10に選ばれています。
上流階級の人々に愛され、大切な人への贈り物としても喜ばれていたフェントン。色や形も数え切れないくらいあり、コレクターが多いのもうなずけます。

Fentonとマークがあるのは新しいもので、古いものにはマークはないようです。古いものには、Fentonのシールが貼ってありますが、古いもので使われていたものにはシールが残っているはずがありません。
Fentonとマークがなければ、フェントンなのかその区別はとても難しくなります。というのも、フェントンをまねて、似たようなものが沢山あるからです。
Fentonとあれば、確実にフェントン、でもそれは新しいもの。古いものを探すには、フェントンの本を持ち歩かなければならないほどです。
アメリカの本屋のアンティークコーナーには、沢山のフェントンの専門集があり、アメリカやヨーロッパには、フェントンのコレクターが多くいるようです。